昭和40年に創立、この46年間、新見・高梁・総社という岡山県北西部の地域医療に貢献し続けた『医療法人 梁風会 高梁病院』が『こころの医療たいようの丘ホスピタル』に生まれ変わりました。同時に『新見診療所』は『こころの医療クリニック新見』に、『総社診療所』は『こころの医療クリニック総社』に名称変更します。
 『こころの医療たいようの丘ホスピタル』は単に名称が変わるだけでなく、その中身も大きく変化します。近年の精神科医療の変化はめざましく病院中心であった医療から地域中心へと移行してきました。毎年3万人以上の自殺者がありうつ病対策の重要性も叫ばれています。さらに高齢化社会の到来とともに認知症患者が急増し精神科病院の役割も増えてきました。当院及び2つのクリニックに訪れる病客様も最近ではうつ病、神経症、認知症の方が著しく増えてきました。
 これらの変化に対応するため病院では病床数を現在の261床から240床に減少し、病棟も5病棟から4病棟へ減らし、それぞれ特徴ある病棟へと機能分化しました。新たに認知症治療病床(4つのユニットからなる閉鎖60床病棟)、急性期治療病棟(開放・閉鎖の間仕切りを設け、特に軽症から重症うつ病病客様の入院にも対応できる60床病棟)、精神科身体合併床病棟(開放60床病棟)の3つの新病棟を建築し、さらに旧病棟の一部を精神科療養病棟(回復期病客様のための60床病棟)と作業療法棟、職員福利厚生施設に改造し、新病棟と旧病棟をブリッジで結びました。
 病院の名称が変わっても理念は変わってません。すなわち「病客様のためのこころの医療たいようの丘ホスピタル、地域に開かれたこころの医療たいようの丘ホスピタル」『こころの医療たいようの丘ホスピタル』は今後も地域に開かれ地域の病客様やご家族のご要望に的確に応えられる病院であることをお約束します


          こころの医療たいようの丘ホスピタル院長 原田 俊樹

院長のショートコラム
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『こころの医療たいようの丘ホスピタル』の誕生に際して

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